タイムリミットは君にサヨナラをするまで。

その後呆気なく捕まってしまった私は、


土下座をせがまれ(煩いからやってあげた)、この周辺を案内されて、

一人になったと思ったらスイーツを山盛りに抱えてきて一緒に食べて(9割ゼテルアさんが完食していた)、

後半は散々な1日だった。


明日から実行するわけだけど、すごくドキドキする。

もちろん私だって知られちゃいけない、というルールを背負って行く。


詳しくはまた明日説明すると言われて、意外とザックリしているなと笑った。



「はぁ……疲れた……」


やっと1人きりになった個室で天井をみる。

この世界はいつまでも明るくて時間は定かになっていない、と観光してるときに言われた。


だとすれば、今ごろ地上はみんな就寝している時間帯だと思う。


だって私がこんなに眠いんだから。

体内時計は死んでも正直なんだね。



……私ほんとに、死んじゃったんだ。


冷静になった頭で改めて実感する。



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