君に向かって手を伸ばす
「あああああ。」
勇気出して感謝を言葉にするとなぜか栗田さんが叫んだ。
「みつ、木山さん怖がってるよ。」
「まじで大丈夫?」
『はい、全然大丈夫です。』
感動、すごいやさしい…
栗田さんも須藤さんも泉君も逆に申し訳ないな…
「保健室行こ。」
『いや、全然大丈夫です!!』
「いや、一緒にいこ?」
「あー、でもみつ次うちらの番だ。」
「うー、じゃあ泉と木村断っといて。」
「え、ああ、木山。お大事にね。」
「はる、無理すんなよ。」
どうしよう、みんなやさしすぎて泣きそう。
お腹の底からじわぁっとする…この気持ち
「失礼しまーす。」
「あれ、先生いないね。」
なかば無理やり栗田さんと須藤さんに保健室に連れてこられました。
ありがたいんだけどありがたすぎて。
「あ、つか話したことなかったよね。」
『あ、はい、。栗田さんですよね。』