契約彼女にした理由
私もこれ以上は話は聞けないと思い、残りのホットサンドを口に放り込んだ。



「明日もランチには行くぞ。」


「えっ?」


「付き合ってるんだから行くだろ?」



学を見て溜め息を吐いた。



「ごめん、先約。同期にランチを誘われてるの。」


「同期?一緒にいる男か?」



私は驚きに目を見開いた。



「知ってるの?」


「ランチの時に見掛けただけだ。」



クスクスと笑う男達に学が舌打ちした。



「そう。その同期に誘われてるの。」


「俺も一緒に行くから。」


「…………はあ?」



又もや驚きに学を見つめた。



「なら、俺も。」


「じゃあ俺も。」



便乗する優翔と健に溜め息を吐いた。



「そんなに私と一緒にいたいの?」


「付き合ってるなら普通だろ。」



又もやクスクスと笑い出す他の3人に私の眉間に皺が寄る。



「分かったわよ。学さんって意外とベタベタしたい派なのね。」



笑い続ける3人に私は首を傾げた。
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