契約彼女にした理由
ラウンジの男達
最上階にあるラウンジにエレベーターが到着した。
私達は手を繋ぎ、エレベーターから下りた。
「吉良葉月ってお前か?」
突然、目の前に男が現れた。顔を見上げれば、見覚えのある男だ。
そう――――
「出入禁止にした筈よ。」
美月を口説いて遊んで捨てた男だ。美月が元気なく、問い詰めたら白状した。
「俺が何をした?」
「分からない?貴方にとっては普通の事かもしれないわね。でも………。」
「…………。」
「Square TOKYOの高級VIPラウンジでは普通の事じゃない。逆に、モラルに欠ける行為として出入禁止にさせて貰ったわよ。」
「はあ?」
「女遊びは他所でやりなさい。」
目の前に立つ男の顔が怒りに染まる。
「証拠でも………!」
「あるわ。勿論よ。」
捲し立てる男の言葉を遮り、低い声で答えた。
「ここは女遊びをする為の場所じゃない。ゆったりと寛いで、友人達と話をしたり、疲れを癒したりする場所よ。」
私達は手を繋ぎ、エレベーターから下りた。
「吉良葉月ってお前か?」
突然、目の前に男が現れた。顔を見上げれば、見覚えのある男だ。
そう――――
「出入禁止にした筈よ。」
美月を口説いて遊んで捨てた男だ。美月が元気なく、問い詰めたら白状した。
「俺が何をした?」
「分からない?貴方にとっては普通の事かもしれないわね。でも………。」
「…………。」
「Square TOKYOの高級VIPラウンジでは普通の事じゃない。逆に、モラルに欠ける行為として出入禁止にさせて貰ったわよ。」
「はあ?」
「女遊びは他所でやりなさい。」
目の前に立つ男の顔が怒りに染まる。
「証拠でも………!」
「あるわ。勿論よ。」
捲し立てる男の言葉を遮り、低い声で答えた。
「ここは女遊びをする為の場所じゃない。ゆったりと寛いで、友人達と話をしたり、疲れを癒したりする場所よ。」