スキースクール殺人事件


そこにいたのは佐江と健人だった。


それもかわり果てた姿で死んでいた。


玲と達也はもう限界だったらしく、座りこんでしまった。


「誰かに殺されたってことだよね…」


先生の時とは違って顔までぐちゃぐちゃにさされていたのだ。


「殺されたって誰に!?」


愛が目を血走らせていう。


「わかんないけど…このなかの誰かだってことは確かだ…よね」


汐梨がそういうと、みんなかたまった。


「誰がこんなこと…」


「とりあえず部屋に戻ろう、今日はもう寝たほうがいい…」


将太のその声で、みんな部屋に戻った。

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