スキースクール殺人事件
2日目
「きゃぁぁぁぁぁ!!! 」
みんなはその悲鳴で起きた。
叫んだのは汐梨だ。
「桜がっ!!」
「うわぁっ!」
みんか次々に叫ぶ。
桜は部屋のドア近くで死んでいた。
恐怖に満ちた顔をして、桜の周辺は血の海になっている。
「…さっきね、うめき声が聞こえたの。それで起きたらこんなことに…」
汐梨が辛そうに話す。
「っ……。藤森ぃ!!」
唯衣はクローゼットをたたいた。
「やめなよ唯衣!閉じ込めたじゃん、でてこれるわけないよ!」
「でてきたんだよ、絶対そうだ!」
そういってたたき続ける。
ドンッと鈍い音がしたかと思うと、クローゼットに穴があいた。
「ま、まって!!」
波瑠がそういった。
そして、タンスをどかすと思いっきりクローゼットをあけた。