スキースクール殺人事件


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死体を並べおわって、みんなが部屋に戻ろうとすると、秋人が悲鳴をあげた。


「え!どうしたの!?」


「あ…死んでるかと思った…」


苦笑いしながらそういった。


端の席に、唯衣が顔をふせて座っていたのだ。


波瑠は唯衣のほうを見ようともしない。


「唯衣さっきはごめんね…」


そういって、唯衣の肩に手を置く。


「…私ね、怖かったの。藤森のこと1番いじめてたのは私だから…。だから藤森がみんなを殺してるかもって思った時、私も殺されるって…」


「…」


「だからって恵美にあたるのはよくなかった。ごめん…」

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