スキースクール殺人事件


「いいよ、だから部屋に戻ろう?こんなところにいたって嫌な思いするだけじゃん」


「そうだよ」


琉斗もいう。


「うん…ありがと!」


唯衣は笑ってくれた。


「…それにしても、犯人は誰なんだろう」


将太がいう。


「殺されたみんなに共通するのは、刺されて死んでるってことだよね」


「ナイフかな」


みんなで推理のようなものがはじまる。


「あ…!」


久美が大声をだす。


「ナイフで刺してるんだったら返り血あびると思わない?」


「たしかに!このなかに犯人がいるとしたら、血だらけの服をきてるはずだよね」



「着替えてるってこと?じゃあ荷物確認すればわかるよね!確認しよう!」


マリがそういうと、みんなも賛成した。


「とりあえず、ご飯食べたい」


大輝が苦笑いした。


「そういえばお土産コーナーあったよねそこからもらっていっちゃう?」


達也が言う。


「それって泥棒じゃん」


将太はこういう時まで真面目だ。


「しょうがないよ」


結局、お土産コーナーの食べ物を食べることになった。

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