目を閉じてください
23
「何か勘違いしていませんか??」
本当にキレイだなと、
思わずまじまじと見つめる私に、ブルーのコンタクトレンズをした瞳で冷たく言われ、ハッとする。
「…かんちがい……???」
至近距離まで近づくと、目を真っ直ぐに見据え、
「お祖父様に何を吹き込まれたのか知りませんが、私は貴女の教育係としてお迎えに上がりました。従って貴女には何の感情も興味もありません。庶民代表」
「はい!?……って!!きょういく…???」
「真部一族の一員になられるんですよね??その為の教育です」
ひいい。
この青い目、金髪のシンちゃんにそっくりな男に!?