弁護士シリーズ作品第2弾! 『最強の弁護士軍団』




『瑠璃?』


…………………。


『瑠璃?!』


……………………。


余りにも…

気まず過ぎて…

返事が出来ませぇ~ん!!



私はずっと下を向いたままだった。


晧覬に顔を観られてたく無くて…


恥ずかしくて…




『瑠璃?顔を上げてくれるかな?俺さ…瑠璃が斗摩の事を考えてるんだと思ってたんだよ…。斗摩のあんな言葉を聞いたからさ…』


晧覬が話を始めた。



『でも瑠璃が斗摩の事より俺の事を考えてるんだって聞いた時に嬉しかったよ。小百合さんに言われた事は気にしないでいいよ。俺は瑠璃しか観て無いし瑠璃しか愛せない。他の女なんてどうでもいいんだよ。瑠璃が母親になったのは当たり前の事なんだから…俺の可愛い子供を産んだんだからな!俺だって父親に成ったんだから。瑠璃は瑠璃のままでいいんだよ。俺はずっと変わらず瑠璃の事が好きだから…』


晧覬はそう言って私を抱き締めた。



この晧覬の香水の匂いと大きな胸にがっしりした腕…

私はこれが好きなんだ…

間違いなく私は晧覬に守られてる…

そんな気になる。



そして安心する。


私はこの腕にずっと抱かれてたい…

愛されてたい…




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