弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
私はまたその輪から逃げ出そうとした時
【瑠璃ちゃん?一体どこへ行くの?】
鶩雨に引き止められた。
鶩雨を観ると隣りに男性と女性が立っていて…
良く観ると…
!!!!!!!!
鶩雨のご両親だと言う事が解り私は慌てて頭を下げ挨拶をした。
【ウチの両親。こちらがこの間、話をした藤堂瑠璃さん。達哉の婚約者だった麻生瑠璃さんだよ。そして達哉の兄の晧覬の奥さんだよ。】
鶩雨はご両親に私をそうやって紹介した
ご両親は私の顔を観るなり頭を下げ…
《ごめんなさい…》
と謝った。
私は頭を上げて下さいとお願いをしそしてご両親の顔をしっかり観て…
過去の事は過去の事です。
鶩雨も私もみんな十分、苦しんだと思います。
過去の事を忘れる事は出来ませんが新しく歩んで行く事は出来ます。
今は鶩雨と一緒に仕事が出来る事を本当に嬉しく思ってますからお義父さんもお義母さんもこれから一緒に仲良くやりましょう?
と私は言った。
鶩雨のご両親は驚き目を見開いた…
そして…
【瑠璃さん…有り難う…】
ご両親はそう言うと泣き崩れた…
慌てた私は両親を紹介するからといい鶩雨とご両親と一緒に父や母達が居る賑やかな輪の中へ歩いて行った。