弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
私はまた大空を眺めたままなに?と返事を返した。
泣き顔を観られたく無くて…
泣くと晧覬が心配して困られてしまうから…
だから私は人前で泣く事は殆ど無かった
晧覬に心配を掛けさせ無い為に…
晧覬に迷惑を掛け無い為に…
いつも笑顔の瑠璃で居ようと頑張ってた
達哉の事で一番心を痛めて苦しんだのは晧覬だから…
だから晧覬の前で達哉の話もしなかった
出来る訳が無かった
【瑠璃ちゃん?晧覬が捜してたよ瑠璃ちゃんの事…】
斗摩はそう言って続けた。
【瑠璃ちゃんはいつも達哉とこうやって話をしてたの?達哉ちゃんと瑠璃ちゃんに応えてくれる?】
斗摩に聞かれ私は達哉は何も応えてくれないし返事もくれない…
でも私は達哉が応えてくれなくてもいいんだと…
【達哉を死に追いやったのは俺の妹の愛里で俺達は瑠璃ちゃん達から本来は憎まれ無くちゃいけないのに瑠璃ちゃんは俺達を許した。それも達哉の為?】
斗摩の質問に私は…
達哉が私と晧覬を出逢わしてくれた。
達哉がやり残した事を私に託しただけ…
それを私がやってるだけ…
達哉なら必ずこうするだろうな?
って思って…