弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
けど真実を知った今
私は達哉に…
達哉に…
達哉に帰って来て欲しいと願ってる…
私の前に帰って来て欲しいと思ってる…
不可能なのに…
頭では理解出来てるのに心が理解出来ない…
晧覬も愛し達哉に帰って来て欲しい…
こんな私がみんなを幸せにする事なんか出来ない…
だから達哉ならどうする?
そう考えて私は行動して来た。
私はただ晧覬と達哉を愛した女…
それだけ…
欲張りで…
我儘で…
身勝手で…
馬鹿な女…
泣きながら私はそう答えた。
【達哉と晧覬を同時に愛した事、好きに成った事を瑠璃ちゃんは後悔してるの?晧覬は達哉の代わりでもいいんだって俺に話した。瑠璃が幸せに成れるんなら瑠璃が幸せならそれでいいって…】
斗摩は…
私は過去、晧覬にその言葉を言われた事があった。
『達哉の代わりでもいいんだ…』
と言われた事があった…
でも達哉じゃない…
晧覬は晧覬…
達哉は達哉…
そう割り切った筈だったのに…
二人を愛した事を後悔なんかしてない…
むしろ良かったと思ってる…
でも真実を知ってしまってから私は苦しかった…