弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
私で良ければ…
そう言うと…
〔お願いします!聞いて下さい!〕
そう言った優里さんの顔は真剣な目をしていた。
ただ事では無い様な気がした私は…
なんの悩み?
そう聞くと…
〔実は…私の父と伯父の話しなんです。俊達に話をしたいんですがどうしても言えないんです…〕
そう言う優里さんに私は続けて…
と言った。
〔私には血の繋がった父が居ます。私が小さい時に両親は離婚して私は母に引き取られ中三まで母に育てられました。その母も私が高校へ入る前に交通事故で亡くなり父に引き取られる話だったのを母の妹である伯母の所へ引き取られる事に成り大阪からここへ中学を卒業して来ました。伯母と伯父の元で私は定時制に通いながらバイトをして…そして…〕
優里さんが話を止めてしまった。
どうしたの?
大丈夫?
私がそう聞くと…
〔早い話が…父と伯父に援助を頼まれたんですよ…〕
優里さんがそう言った。
〔私は父の事を殆ど覚えてません…育ててくれた伯父には感謝してますが…〕
優里さんの様子がおかしい…
私はその他に何か?優里さんは隠してるんだ…
そう思ったから…