弁護士シリーズ作品第2弾!
『最強の弁護士軍団』
示談と誓約書
早瀬さんに連れられて優里さんの伯母さんが姿を現わした。
『初めまして。私、弁護士の藤堂と言います。』
晧覬はそう言って優里さんの伯母さんに名刺を手渡した。
優しそうな…
品のある伯母さんだった。
『突然で申し訳ありませんでした。』
晧覬は頭を下げた。
『こちらにお座り下さい。早瀬君。優里さん二人もここへ座って下さい。瑠璃?君もこっちに来て一緒に座って…』
晧覬に言われ私はコーヒー…
そう言うと…
『じゃお客様に先にコーヒーを頼むよ』
晧覬はそう言ったので私はコーヒーを煎れに席を外した。
昴と剛司の分も一緒に煎れみんなに配り私は優里さんの横に座った。
『突然、お呼び立てしてしまって本当に済みません。今日こちらにお出で頂いたのは優里さんの方から伯母さんにお話がありこちらへ来て頂きました。』
晧覬が言うと…
私達の目の前に座る伯母さんが大きな目で私達を観た。
そして…
優里さんが話し始めると伯母さんの顔が一瞬にして曇り…
優里さんが話し終わると伯母さんは両手で顔を覆い涙を流し泣いてしまった…
無理もない…