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DREAM -S-
いつものように石崖から海を見ようと思っていたら私の好きなギターの音色が近くから聞こえて目を閉じながら一歩ずつ一歩ずつゆっくりと向かって歩いた。
辿り着くと目の前にはギターを弾いている男の子がいて私より三つ上かな?って感じだった。すかさず私は声をかけてみると少し驚いた様だったけれど微笑みかけてくれた
こうして私達は一緒に歌い続け弾き続けてこんなにも素敵な形で歌えた事がとても嬉しくいつもよりも気持ちよく歌えた事を君に感謝しかなかったのだ
「…とっても歌声が素敵だよ、君に出会えて良かった」
とそう言ってくれるとは思っていなかったので私はあまりにも嬉しくて恥じらいながら
「…あっ…ありがとう、同じく会えて良かった」
とそう言うのが精一杯だった。