甘い天秤
「俺とデートしてくれないかな?」

「私でいいんですか?」

「俺は凛さんがいいんだけど」

「……じゃぁ、お願いします」

「良かった!今週末空いてる?」

「日曜なら大丈夫です」

「じゃぁ、日曜の10時に迎えにいく」

デートの約束をして、その後は笹川さんにマンションまで送ってもらった。


笹川さんとマンションの前で別れて部屋に入ってからも、私はなんだかふわふわした気持ちで、しばらくソファーに座ったまま動けなかった。

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