甘い天秤
「えっ?……すみません!格好いいなとついっ!」
「えっ?……そう?せっかくのデートだからお洒落とかしたかったんだけど、よくわからなくて……こんな感じだけど」
「いえ、十分格好いいです!」
何か焦って、気合いの入った言い方になってしまった。
「ハハッ!ありがとう。凛さんも綺麗だよ。いつも綺麗だけど……いつにも増して」
「あ、ありがとうございます……」
「そうだ!今日はプライベートなんだかり敬語はなしにしよう。呼び名も下の名前で。名字で呼ばれると、距離感じるし……」
「あ、そうですね。じゃぁ……伊織さん」
「何?凛」
「!?」
「俺も呼び方変えてみた。凛との距離、縮めたかったし。嫌だった?」
してやったりの、少年のような笑顔でそんな事を言われた。
「いえ、ビックリして。呼び捨てで呼ばれるの家族か綾ぐらいなので…」
「綾って、佐伯さんだよね。仲良いよね?もう一人一緒にいつもいる……織田くん」
「秀人くんですね。確かに仲良いです」
「なんかいいな」
「えっ?」
「いや、織田くん、凛といつも一緒で羨ましいと思って」
「えっ?……そう?せっかくのデートだからお洒落とかしたかったんだけど、よくわからなくて……こんな感じだけど」
「いえ、十分格好いいです!」
何か焦って、気合いの入った言い方になってしまった。
「ハハッ!ありがとう。凛さんも綺麗だよ。いつも綺麗だけど……いつにも増して」
「あ、ありがとうございます……」
「そうだ!今日はプライベートなんだかり敬語はなしにしよう。呼び名も下の名前で。名字で呼ばれると、距離感じるし……」
「あ、そうですね。じゃぁ……伊織さん」
「何?凛」
「!?」
「俺も呼び方変えてみた。凛との距離、縮めたかったし。嫌だった?」
してやったりの、少年のような笑顔でそんな事を言われた。
「いえ、ビックリして。呼び捨てで呼ばれるの家族か綾ぐらいなので…」
「綾って、佐伯さんだよね。仲良いよね?もう一人一緒にいつもいる……織田くん」
「秀人くんですね。確かに仲良いです」
「なんかいいな」
「えっ?」
「いや、織田くん、凛といつも一緒で羨ましいと思って」