甘い天秤
翌週金曜日、私は満員電車に揺られ殺伐とした空気の中、オフィスの道のりを歩いていく。
ビルに吸い込まれていく人の波に逆らわずにあるいていると、後ろから同期で友人の佐伯 綾が私の肩に手を置き、話しかけてきた。
「凛、おはよう。今日は参加出来るよね?」
「えっ?あっ、おはよう。今日何かあった?」
「何かあった?って、もう!今日は営業課との決起集会じゃない!笹川課長も出席するみたいよ。」
そんな会話をしながら更衣室への道のりを歩いていく。
更衣室に入ったところで少し女の子たちの雰囲気が違うのに気づく。
「そうなんだ。なかなか飲みの席に出席しないから、女の子たちが気合い入ってるね。」
「ホント!で、参加するでしょ?」
「そうだね。これからの仕事を円滑にするためにも、大事だよね。」
「またー!仕事の事ばっかり!」
「だって、会社には仕事に、来てるんだから。」
苦笑いしながら、オフィスに持っていく化粧ポーチと財布を小さなバックにいれ、更衣室を後にする。
私たちは企画部所属で一緒にオフィスに向かう。
入口のところで、二課である綾とはわかれる。
「じゃぁ凛、夜は参加ね!19時からだから、お互い残業少なめになるように頑張ろう!」
「うん。ランチ一緒に行けそうなら連絡して。」
「わかったー!」
お互いのデスクに向かった。
ビルに吸い込まれていく人の波に逆らわずにあるいていると、後ろから同期で友人の佐伯 綾が私の肩に手を置き、話しかけてきた。
「凛、おはよう。今日は参加出来るよね?」
「えっ?あっ、おはよう。今日何かあった?」
「何かあった?って、もう!今日は営業課との決起集会じゃない!笹川課長も出席するみたいよ。」
そんな会話をしながら更衣室への道のりを歩いていく。
更衣室に入ったところで少し女の子たちの雰囲気が違うのに気づく。
「そうなんだ。なかなか飲みの席に出席しないから、女の子たちが気合い入ってるね。」
「ホント!で、参加するでしょ?」
「そうだね。これからの仕事を円滑にするためにも、大事だよね。」
「またー!仕事の事ばっかり!」
「だって、会社には仕事に、来てるんだから。」
苦笑いしながら、オフィスに持っていく化粧ポーチと財布を小さなバックにいれ、更衣室を後にする。
私たちは企画部所属で一緒にオフィスに向かう。
入口のところで、二課である綾とはわかれる。
「じゃぁ凛、夜は参加ね!19時からだから、お互い残業少なめになるように頑張ろう!」
「うん。ランチ一緒に行けそうなら連絡して。」
「わかったー!」
お互いのデスクに向かった。