ハッピーエンドじゃ終われない
『やっぱり修学旅行といえば、恋バナだよね!』
睦はうつ伏せで頬杖をつきながら、楽しそうに話す。
『みんなの好きな人聞きたーい!』
みちるも睦に同意する。
『誰からいく?私が決めていい?じゃあ…香苗から!』
『え!私から?』
まさか自分からだとは思わなかったので、突然の睦からの指名に驚く。
『私好きな人なんていないよー!』
私は顔を赤らめてぶんぶんと首をふる。
『えーほんと?じゃあ気になる人とか、好みのタイプは?』
さすがにこれも”わからない”や”ない”と答えたら、のりが悪いと思われるよね…。
『そうだなあ……数学の山田(やまだ)先生とか…?』
私は色々な男性を頭の中へ思い浮かべて、無理矢理絞り出して答える。
『えー香苗ちゃん趣味悪いー』
そう言って彩女は苦い顔をする。
うっ。
まずい、チョイスミスしたかな…?
心臓の鼓動がはやくなっていくのがわかる。
昔から女の子の恋バナは苦手だった。
どうもノリがわからなくて、合わせるのにいつも必死だった。
『そう?私は山田先生わかるよ。私も年上が好きかな』
微妙な空気が流れるなか、京華はその空気を破り私をフォローしてくれる。
『京華も年上が好きなんだ!確かに年上いいよね~!関ジ○ニとか!』
『睦はいつもそれね。ジャ○ーズ好きの面食いよね』
アイドルを例にあげる睦に、彩女がつかさず突っ込みをいれる。
睦はうつ伏せで頬杖をつきながら、楽しそうに話す。
『みんなの好きな人聞きたーい!』
みちるも睦に同意する。
『誰からいく?私が決めていい?じゃあ…香苗から!』
『え!私から?』
まさか自分からだとは思わなかったので、突然の睦からの指名に驚く。
『私好きな人なんていないよー!』
私は顔を赤らめてぶんぶんと首をふる。
『えーほんと?じゃあ気になる人とか、好みのタイプは?』
さすがにこれも”わからない”や”ない”と答えたら、のりが悪いと思われるよね…。
『そうだなあ……数学の山田(やまだ)先生とか…?』
私は色々な男性を頭の中へ思い浮かべて、無理矢理絞り出して答える。
『えー香苗ちゃん趣味悪いー』
そう言って彩女は苦い顔をする。
うっ。
まずい、チョイスミスしたかな…?
心臓の鼓動がはやくなっていくのがわかる。
昔から女の子の恋バナは苦手だった。
どうもノリがわからなくて、合わせるのにいつも必死だった。
『そう?私は山田先生わかるよ。私も年上が好きかな』
微妙な空気が流れるなか、京華はその空気を破り私をフォローしてくれる。
『京華も年上が好きなんだ!確かに年上いいよね~!関ジ○ニとか!』
『睦はいつもそれね。ジャ○ーズ好きの面食いよね』
アイドルを例にあげる睦に、彩女がつかさず突っ込みをいれる。