拝啓、花の小瓶へ。
Chapter_3 臆病エーデルワイス
__悠くんへ
あの小瓶のこと、覚えていてくれているでしょうか。
もう持ってないかな、流石に。
小瓶をあなたに渡した者です。
あなたに幼稚な告白をしたこと、私は後悔していません。
ずっとずっと好きでした。
引かれちゃうかな、って考えてたら君に何も言えなくなっちゃって。
もしもあなたがまた、私に少しでも付き合ってくれるなら。
朝、公園で待っていようと思います。
もし、春川さんが教室にいなかったら。
その時は、ごめん。和馬。