あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
そして、
三日月高校のオープンキャンパスが始まった。



まず校長の挨拶。
どうやら三日月の校長は女性らしい。


長々としていて飽きてしまった。



夢杏の視界に一瞬さっきの先輩が映った。
夢杏は知らず知らずのうちにずっとその先輩を目で追いかけてしまっていた。


そして、校長の挨拶が終わり
生徒会長挨拶に変わった。


それでも夢杏はあの先輩を一生懸命探していた。
会長の挨拶なんて全然頭に入ってこずな状況なのだ。



｢それでは学校紹介に移ります。
生徒会の皆さんよろしくお願いします。｣



なんとそこに夢杏がずっと探していた先輩もいたのだ。


｢では、最初に年間行事から説明していきます。喜多さんと零士さんよろしくお願いします。｣


この2人によって年間の行事の事が説明されたが夢杏はやはり全然聞いていない。

夢杏が全然話を聞いていないことに気づいた優杏が夢杏をつついた。
< 12 / 222 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop