あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
つつかれた夢杏はすごく驚いた顔をして優杏の方を向いた。
「ゆーぅ、ちゃんと話聞いて」
と小さい声で呟いた優杏の声は聞こえたのか聞こえていないのか、夢杏は少し頷いてまた前を向いた。
優杏はため息をついた。
そしてまた前を向いた。
「それでは次に部活紹介に移ります。」
あ!この声はさっきの先輩だ
心拍数が高まる。
「部活紹介には全て部活の部員の皆さんに紹介して頂きます。では皆さんよろしくお願いします。」
その先輩は部活紹介の司会担当らしい。
私は部活の紹介なんかには目もくれずずっとその先輩を見ていた。
先輩の声だけを聞いていた。
「では、最後三日月高校華の部活サッカー部です!どうぞっ!」
でも、先輩はマイクを離さずずっと持ったまま
不思議だと思いながら見ていると
「はい、先程まで司会を務めていました。
サッカー部新部長の黎条悠 (れいじょう ゆう)です!」
あの先輩...黎条悠って言うんだ。
悠...先輩...。
サッカー部の新しい部長黎条悠に惹かれていく夢杏の姿を優杏はちゃんと見ていた。
「ゆーぅ、ちゃんと話聞いて」
と小さい声で呟いた優杏の声は聞こえたのか聞こえていないのか、夢杏は少し頷いてまた前を向いた。
優杏はため息をついた。
そしてまた前を向いた。
「それでは次に部活紹介に移ります。」
あ!この声はさっきの先輩だ
心拍数が高まる。
「部活紹介には全て部活の部員の皆さんに紹介して頂きます。では皆さんよろしくお願いします。」
その先輩は部活紹介の司会担当らしい。
私は部活の紹介なんかには目もくれずずっとその先輩を見ていた。
先輩の声だけを聞いていた。
「では、最後三日月高校華の部活サッカー部です!どうぞっ!」
でも、先輩はマイクを離さずずっと持ったまま
不思議だと思いながら見ていると
「はい、先程まで司会を務めていました。
サッカー部新部長の黎条悠 (れいじょう ゆう)です!」
あの先輩...黎条悠って言うんだ。
悠...先輩...。
サッカー部の新しい部長黎条悠に惹かれていく夢杏の姿を優杏はちゃんと見ていた。