あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
体育館に取り残された私。



タッ__タッ_タッタッ_



誰......。



「いや~さすがは三日月だよね。
お見事だったよ」


「昴...くん。」


「気になるでしょ、俺がサッカー部に所属してる理由。」


ニヤニヤしながら話す昴くん。

気にならない...といえば嘘になる。




「教えてあげるよ」



自然と近づいてくる昴くん。
気づけばもう、目の前に顔がある。






「あんたがサッカー部だからだよ」




そう、耳元で囁いた昴くん。
その後は自然な流れで私にキスをした。



「じゃ、お疲れ様ね。」





私が...サッカー部だから?
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