あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
そして、私は部屋を出て。
階段をゆっくりゆっくり降りた。

いや、だってガタガタ降りたら頭に響いて痛なるやん??

だから、ゆっくり降りてんの。

「あれ、夢杏起きたの?」

「起きた。」

あ、声ちょーやべぇことなってるんだけど。
ばばぁみたいな声してるんだけど。

とりあえずリビングに向かった。

「ちょっと、お母さん。」

なぁに、今忙しいの。みたいな返事してきた。
確かに今味噌汁あっためてるみたい。

いや、全然忙しそうやないやん?!!
お料理すべて用意してあるし!

私が降りてきたから味噌汁に火をつけたって感じだけど?!!

と、思ってたらママが戻ってきた。

「で、なぁに?」

ほんとは、
なんで、お昼起こしてくれなかったの!
お薬飲み忘れたじゃん!

と言おうと思ったけどやめた。
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