あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
「ゆーぅ、起きな~」

ママの声だ。
あぁ、お仕事から戻ってきたのか。

はぁい。と返事をして部屋を出た。

時間は『17:20』

「ママおかえり~」

「今日ちょっと遅くなっちゃってごめんね」

あー、この時間だと遅いのか。
ママいっつも何時で帰ってきてるんだろ。

と、思いながら私はテレビを付けた。

ちょうど今男子の中ではやっているアニメが始まるところだった。
することが無く暇な私はぼーっとテレビを見ていた。


ピンポーン

ピンポーン

「ちょっと、ママ行きなよ。」

「ご飯の準備してるからあんた出て」

「はぁ?」

めんどくさかったけれど私はのっそりと動いて玄関に行った。
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