あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
ガチャリ

私は玄関の扉を開けた。

「夢杏っ!!!
インフルエンザだって?!!大丈夫なの?!」

と昴くんが私に抱きつく。

「んー......きょ、今日良くなったばっかり...ぃ
ね、く、苦しいよ...」

とりあえず苦しかった。
昴くんはごめん!と言って離れた。

そして目の前には兼戸

「ゆーインフルエンザとかウケるんだけど
具合いは良さそうだけどどう?」

ケラケラ笑いながら兼戸は言う。
それに対して私は怒ったふりをして

「もぅ!笑わないでよ!」

と言った。
ごめんごめんと兼戸

「で、大丈夫なの?昴も心配してるし…
うちも心配なの」

みんなに心配されて私ってば幸せ者っ(涙)

「うん、今はもう大丈夫!
来週からは学校行けるから安心して!」

「そっか...それはよかった!」

と昴くん、もう涙目なっちゃってる!
そんなにそこまで?!って感じだけど
なんか愛を感じる(´ー`*)ウンウン

「んじゃ来週からは来れるんだね?」

「うん!優杏一緒に学校行こうね!」

うん、んじゃこれ、と言って
兼戸から茶封筒を受け取り2人にバイバイした。

ん?!!
茶封筒?!!!!
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