あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
もう、12月で日の落ちが早くなっているみたいでもう真っ暗である。



「...夢杏の家ってどこだっけ?」

「兼戸んちの隣!」



昴くんは兼戸と仲が良いから
そういえばわかると思ったのだ。


でも、そう答えたら少し顔の表情が暗くなったような気がした。



「よし、んじゃ帰るか!!」

でも、こんな調子だし、気のせいかな。

「うん!昴くんは家どこなの?」

「俺も優杏の家の近くだよ。」



そうだったんだ。初知り。
そしたら休みの日でも結構会えるんじゃないかな??


「あ、今休日でも遊べるとか思ったでしょ。甘いね」


と、昴くんがニヤ顔で言ってきた。

「え、なんで??」

そしたら昴くんちょー得意気に


「うちの学校男バス強豪校なんだぜ?
練習が多いんだよっ☆」


って言ってるけど。
あんた引退した身でしょうがっ!


まぁ、でも確かに昴くんの言う通り強豪校なんだよね男バス。
だから、引退しても部活多いのかも。
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