あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
私は怖くて怖くて
土曜日も日曜日もベッドから動くことはなかった。
土曜日は本当にずっとベッドの中。
だって、いつどこで見られてるか分からないんだもん...怖い。
その日の夜はお風呂には入らなかった。
いや、入れなかった。
入浴してる所も見られてるんじゃないかって。
撮られてるんじゃないかって。
日曜日はママが休みだったけど
あんまり干渉はしてこなかった。
朝に
「どうしたの、まだどっか具合悪いの?」
ママはその時部屋には入らずドアの向こうから話しかけてくれた。きっとなにかを察したママが気を使ってくれたんだと思う。
「なんでもない。」
私はこれしか言えなかった。
ママは察して
「そーぉ、なんかあるなら言いなさいね。」
とひと言残して下に降りて行った。
そして、
お昼ご飯、夜ご飯を部屋まで持ってきてくれた。
お薬飲まなきゃだから少しはお腹に入れなさいって。
実際お薬は飲んでない。
でも、今日はなぜかデザート付だった。
くっそまずいバニラのアイス。
多分。そこに仕込まれたんだと思う。
そして、今ママがドアの向こう側から言った。
「お風呂、一緒に入ろっか。」
土曜日も日曜日もベッドから動くことはなかった。
土曜日は本当にずっとベッドの中。
だって、いつどこで見られてるか分からないんだもん...怖い。
その日の夜はお風呂には入らなかった。
いや、入れなかった。
入浴してる所も見られてるんじゃないかって。
撮られてるんじゃないかって。
日曜日はママが休みだったけど
あんまり干渉はしてこなかった。
朝に
「どうしたの、まだどっか具合悪いの?」
ママはその時部屋には入らずドアの向こうから話しかけてくれた。きっとなにかを察したママが気を使ってくれたんだと思う。
「なんでもない。」
私はこれしか言えなかった。
ママは察して
「そーぉ、なんかあるなら言いなさいね。」
とひと言残して下に降りて行った。
そして、
お昼ご飯、夜ご飯を部屋まで持ってきてくれた。
お薬飲まなきゃだから少しはお腹に入れなさいって。
実際お薬は飲んでない。
でも、今日はなぜかデザート付だった。
くっそまずいバニラのアイス。
多分。そこに仕込まれたんだと思う。
そして、今ママがドアの向こう側から言った。
「お風呂、一緒に入ろっか。」