あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに

別れ

ふぁぁあ、朝か。

カーテンの隙間から光が差し込んでいる。

それでもやっぱりカーテンは閉めたまま
制服に着替える。


私は洗面所に向かう。
ママはキッチンで朝ごはんの用意をしている。

久しぶりの光景だった。
だって一週間寝てたからね。
この時間。


ん？昨日の今日で怖くないのかって？

うーん。そう言われれば確かに怖いのはある。
でも、朝は兼戸と一緒だから心強いなって！

学校でもずっと一緒だし♪
だから、元気出して行こ！って感じ。

そして、髪の毛のセットが終わった私はリビングに向かった。
テーブルには私の朝ごはんが置いてある。

ママは先に済ませたみたい。

｢いただきます。｣

んーっ！おいしい！
ほんと、うちのママは自慢の母なのよ～

｢ゆーぅ！いーこー｣

やっべ、兼戸来たわ。

せっかくのママのご飯だけど掻き込んで食べて急いでカバンを取りに行った。