あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
12月20日水曜日
そして、今日
12月21日木曜日

2日間連続で昴くんは学校へは来ていないようだった。


..................。。

知らないわよ。私のせいなんかじゃない...。
私は何も悪くない...。。

私は自分に暗示をかけるかのように考えていた。


「ねーぇ!」

「ん、優杏?!」

「そーんなに驚くことないじゃん?
そんなことより、今日一緒帰ろ?」

「あ、いいよ?」


兼戸はニッと笑う。
無邪気で可愛い。


「おっけ!じゃ、さっさと用意して!」


と、言ってカバンを背負った兼戸。

ハイハイと返事をして私もカバンを背負う。


そして、一緒に家へ向かった。
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