あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
「そーいえばさ、もーすぐクリスマスだよね」

兼戸が話しかける。

それ、言わないでほしいなぁ。
私クリぼっちだからさぁ。

兼戸は私の顔を見てケラケラ笑いながら言う。

「なに、まさかのクリぼっち状態??」

どうやらツボに入ったのか爆笑しはじめた。

なんて、失礼なやつだ!


私は起こったふりをして言う。
「クリぼっちですけどぉ~??
優杏こそぼっちじゃないのぉ???」

と、煽る私。
そしたら、兼戸かなり余裕な顔していう

「んや、誘うつもり。」

ふーん。。
おもんな。

「ちょっと!そんなあからさまに
どーでもいいみたいな顔しないでよ!」

「いや。おもんないなーって」

「そこはさ誰誘うのぉ??
って聞かなきゃじゃん!!」

「聞いてほしいの?」


まるでうん!とでも言ってほしそうな顔してる。
まぁ、それを余裕で無視するのが私なんだけど


ちょっと~!!!
みたいな感じで家に帰ったのだった。

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