あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
『19:23』

あら、ちょっと早かった。

昴くん...は、来て...

「夢杏っ!!!」

私は声のする方を向く

その先には...


す、昴くん...



「ごめん、夢杏待たせた?」

「んーん、今来た」

「来てくれてありがとう」

「別に、どうせボッチだったし」

「そっか、来てくれないと思ってたから...」

「ただの暇つぶし。」



私はわざと冷たい返事ばかりをした。

ただ、意地を張っているだけだった。

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