あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
「ゆーちゃんどうしたの??」


私は机の上のものを確認する。
それはお菓子の様だった。

まさか昴くんからのお返し......??


箱に入ってるお菓子みたい...。
今開けるのはまずいし、家で開けよ。

そう、考えて私はカバンに入れた。


「ね、ゆーちゃん誰からなの??」

春野は呑気にニヤニヤと聞いてくる。

「んー、分かんない」

と私は笑いながら誤魔化した。

なーんだと春野は興味がなさそうに言った。

そんな最近付き合ってる風な雰囲気醸し出してるやつに「昴くんから」なんて言えるはずがないじゃん


< 88 / 222 >

この作品をシェア

pagetop