あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに
夢杏は今日はツインテにすることにした。


いやぁ、オシャレしたいじゃん??
制服なんだからせめて髪型くらいさという夢杏の言い分である。


「ゆーぅ!!準備できた??」



あれ、この声...ママじゃなくて兼戸???
なんで優杏が?


「あら、優杏ちゃん早いわね。」

「いやー楽しみだったんで今日は早く起きちゃって!」


というママと兼戸の会話が聞こえる。


「それじゃあ、とりあえず上がって待ってて頂戴」

「はーい!」


髪の毛のセットが終わった夢杏は自分の部屋へと向かう。

カバンと.........

よし、おっけ!!



ガタガタ...



「だから、もっとゆっくり降りてこれないの?」

ママの事は相変わらず無視。



「ちょっと優杏、今日うちんちなの?」

「うん!ゆーままが送ってくれるって言ってくれたから!」



ふーん。
そうなんだ。ま、一緒に行けるってことだし
いいことにしとこ。
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