夢幻の騎士と片翼の王女
お城の手前には、民家が点在していた。
皆、こじんまりした平家ばかりで、マンションみたいに背の高い建物は全くみかけない。
それに、平屋とはいえ日本の家とはどこか違う感じがする。
なんとなく西洋風だ。
考えてみれば、この先のお城に行くより、民家にお邪魔した方が良さそうだ。
知らない人のお宅を訪ねて、電話を貸して下さいって言うのはなかなか勇気のいることだけど、そうしないとどうにもならないから頑張らないと!
どの家もほぼ明かりが付いている。
つまり、家に人がいるってことだ。
そういえば、今は一体何時頃なんだろう?
まだそんなに眠くないから、それほど遅い時間ではないと思うけど…
民家がどんどん近付いてきて…
私の鼓動は速くなる。
怖い人だったらどうしよう?
そんなことを考えると、どうにも勇気が出て来ない。
一番近い民家はすぐ目の前だ。
あそこに行くべきか、それとも、もう少し歩いてみるか…
そんなことを考えていると、木の陰から少し先に大きな建物を見つけた。
建物の上の方には大きな鐘が吊り下げられていて、それを見た時、多分教会ではないかと思えた。
教会だったら困ってる人を助けてくれるはず。
そう思ったら、急に元気が出て来て、私はその場から駆けだした。
皆、こじんまりした平家ばかりで、マンションみたいに背の高い建物は全くみかけない。
それに、平屋とはいえ日本の家とはどこか違う感じがする。
なんとなく西洋風だ。
考えてみれば、この先のお城に行くより、民家にお邪魔した方が良さそうだ。
知らない人のお宅を訪ねて、電話を貸して下さいって言うのはなかなか勇気のいることだけど、そうしないとどうにもならないから頑張らないと!
どの家もほぼ明かりが付いている。
つまり、家に人がいるってことだ。
そういえば、今は一体何時頃なんだろう?
まだそんなに眠くないから、それほど遅い時間ではないと思うけど…
民家がどんどん近付いてきて…
私の鼓動は速くなる。
怖い人だったらどうしよう?
そんなことを考えると、どうにも勇気が出て来ない。
一番近い民家はすぐ目の前だ。
あそこに行くべきか、それとも、もう少し歩いてみるか…
そんなことを考えていると、木の陰から少し先に大きな建物を見つけた。
建物の上の方には大きな鐘が吊り下げられていて、それを見た時、多分教会ではないかと思えた。
教会だったら困ってる人を助けてくれるはず。
そう思ったら、急に元気が出て来て、私はその場から駆けだした。