夢幻の騎士と片翼の王女
走っていると、道の向こう側から下手くそな歌が聞こえて来た。
どうやら、酔っぱらいのようだ。
出会いたくはなかったけど、あいにくとそこは一本道。
わざわざ隠れるのも時間の無駄だし、とにかく私はその場を素早く走ってすり抜けることにした。
「晴れ渡る~空の下で~お前に~出会い~……ん?んん~?」
鼻の頭を真っ赤にして、調子のはずれた歌を歌っていたのは、意外にも外国人のおじさんだった。
ものすごく日本語がうまいから、近付くまで外国人とは思わなかった。
おじさんは立ち止まって私を見て、なぜだか怪訝な顔をしていた。
でも、そんなことは構っていられない。
早く教会に行かないと…!
私は、ただひたすらに走り続けた。
どうやら、酔っぱらいのようだ。
出会いたくはなかったけど、あいにくとそこは一本道。
わざわざ隠れるのも時間の無駄だし、とにかく私はその場を素早く走ってすり抜けることにした。
「晴れ渡る~空の下で~お前に~出会い~……ん?んん~?」
鼻の頭を真っ赤にして、調子のはずれた歌を歌っていたのは、意外にも外国人のおじさんだった。
ものすごく日本語がうまいから、近付くまで外国人とは思わなかった。
おじさんは立ち止まって私を見て、なぜだか怪訝な顔をしていた。
でも、そんなことは構っていられない。
早く教会に行かないと…!
私は、ただひたすらに走り続けた。