夢幻の騎士と片翼の王女
*
「これはこれは、姫様…
こんなところにいらっしゃるとはお珍しい。」
「お久しぶりです、エドモンド。
今日はあなたに視てもらいたいことがあって参りました。」
私は、お城付きの魔導士・エドモンドの元を訪ねました。
魔導士の中でも、一番の古株で、一番優秀で、一番信頼が置ける人です。
年もずいぶん高齢らしく、白くて長いひげを蓄えています。
彼は、魔術を使うこと以外に、水晶玉を操り、人の未来の姿をみたり、カードを使って、心の中の悩みについて占うことが出来るのです。
「そうでしたか。
では、姫様…こちらにお掛け下さい。」
裏返しにされたカードの置かれたテーブルを挟み、私とエドモンドは向かい合わせに座りました。
「では……」
エドモンドは、両手でカードをかき混ぜ、そしてそれを三つの山に分けました。
「姫様…、これを好きなように重ねて下さい。」
私は言われた通りに、カードの山を重ね、エドモンドはまたそれをかき混ぜながら、規則的にカードを並べていきました。
「これはこれは、姫様…
こんなところにいらっしゃるとはお珍しい。」
「お久しぶりです、エドモンド。
今日はあなたに視てもらいたいことがあって参りました。」
私は、お城付きの魔導士・エドモンドの元を訪ねました。
魔導士の中でも、一番の古株で、一番優秀で、一番信頼が置ける人です。
年もずいぶん高齢らしく、白くて長いひげを蓄えています。
彼は、魔術を使うこと以外に、水晶玉を操り、人の未来の姿をみたり、カードを使って、心の中の悩みについて占うことが出来るのです。
「そうでしたか。
では、姫様…こちらにお掛け下さい。」
裏返しにされたカードの置かれたテーブルを挟み、私とエドモンドは向かい合わせに座りました。
「では……」
エドモンドは、両手でカードをかき混ぜ、そしてそれを三つの山に分けました。
「姫様…、これを好きなように重ねて下さい。」
私は言われた通りに、カードの山を重ね、エドモンドはまたそれをかき混ぜながら、規則的にカードを並べていきました。