愛‥とは?夫婦‥とは?
不 安
大空・・side
葵と日本でお世話になる
オーケストラや企業に挨拶に
伺って帰り
「ほら、あなた
お話しした、お隣の大賀さん夫妻よ。」
と、言われて
挨拶をすると
高校の同級生の大賀 紗輝斗だった。
大賀は、俺がいるのに
毎回、綾華に告白して
綾華に毎回、断られていた。
大賀も俺に気づいた。
だが、大賀の顔は
気づいただけではなかったような
すると、奥さんにも挨拶をされて
「佐木山さん、ご無沙汰してます。」
と・・・・
綾華・・・
大賀は、すぐに綾華の手を引いて
その場を去っていった。
俺は、しばらく
その場から動けずにいた。
その時・・・
葵は、
『ああ、わかった。』
綾華さんは、大空の携帯の人だ。
どんな経緯なのか
三人は、ギスギスしていたが・・・
葵か、
「私達も帰りましょう。」
と、言われて
おれは、やっと
「ああ。」
と、答えた。
その日、葵は自分から
「抱いてください。」
と、誘った。
俺は、あの時から
葵を抱く事はなかったが、
その日は
無性に人肌が恋しかった。
葵は、大空の妻は
私なんだと、
大空にわからせるためにも
何度も抱かれた。