愛‥とは?夫婦‥とは?

大空に送ってもらって?
帰った翌朝に
私は、紗輝斗に
『話がありますから、
 今日は帰宅して下さい。』
と、ラインをした。

紗輝斗から、返信はなかったが
帰って来るまで待つつもりでいた。

その日、仕事を終えて帰宅し
食事の準備をして
紗輝斗を待つが、
やはり、中々帰ってこなかった。

12時を過ぎたとき
玄関が開き、酔った紗輝斗が
帰ってきた。
あの香水の····匂いをさせながら····

そして、
「話ってなに?」
「紗輝斗、酔っているし
今度にするわ。」
「綾華が、話があると言うから、
わざわざ帰ってきたんだ
だから話して。」
「酔った人に話したくない。
私は寝ます。」
と、寝室に行こうとしたら
紗輝斗が、急に抱き締めてきたから
紗輝斗を押し返した。

紗輝斗は、びっくりした顔を
していたから

「そんな匂いをつけたまま
私に触らないで。」
と、言うと
クンクンと自分のスーツを
匂ってから
「お前だって、佐木山の匂いを
付けて帰ってきたよな。
佐木山と合っていたんだろ?
佐木山とやり直すのか?
二人で不倫か?」
と、言うから
「私は、大空には合ってない。
大空は、結婚してるんだよ。
私の夫は、あなた
大賀 紗輝斗なんだよ。」
と、言ったら
「大空っ、大空っ、うるさいんだよ。
お前ら、二人して俺をバカにしてるのか?」
と、怒鳴り私の手を引っ張って
ソファーに押し倒して
無理やりキスをしてきた

私は、紗輝斗からの匂いも気持ち悪く
逃げるが、男の力に叶うわけなく
紗輝斗のなすがままとなった。

紗輝斗は、ずっと私との約束を
守って避妊をしてくれていたのに
今は、私に欲を破棄だした。


私の瞳から···涙が·····流れ····

紗輝斗は、ハッとした顔をしたが
そのまま、着替えをして
出ていった。

紗輝斗が、出ていってから
私は、身体をおこして
シャワーを浴びる····が····

涙が·····とまる·····ことは······

    ·······なかった·····



どう····して····

 どうして····私は·····

    どうすれば·····


    ‥‥‥‥良かったんだろう······
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