愛‥とは?夫婦‥とは?
綾華・・side
私が帰宅するまで
お母さんは、待ってくれていた。
私は、母に全てを話した。
お母さんは、何も言わずに
聞いてくれて
私を抱き締めてくれた。
私は、お母さんの腕の中で
子供のように泣いてしまい·····
そのまま
泣きつかれて
眠った。
華は、娘の話しを聞いて
腹立たしい思いだった。
ソファーに
綾華を寝かせて毛布をかけて。
涙を拭いて
タオルを目にあててあげた。
それから、紗輝斗の両親に
連絡をして全てを話した。
紗輝斗の父、聡は、
教職の身のためか
正義感が強く
息子の非に心を痛め
綾華を心配してくれた。
華は、
離婚になると思う
と、夫妻に話した。
紗輝斗君には
今度は幸せになって欲しい、と
伝えて下さい····と。
紗輝斗君だけなら
ここまで、なかっただろうに
大空君も入ってるから
余計に辛いだろう·····
と、華は思った。