愛‥とは?夫婦‥とは?
メグは、心配になり
佐木山君の家に行ってみた。
ドアに手をかけると開いていたので
「綾華。」
と、いいながら入ると
玄関からすぐのとこに
綾華は、座っていた。
顔は、涙でぐちゃぐちゃで
私は、思わずかけあがり
綾華を抱き締めた。
綾華は、私に抱きついて
子供のように声をあげて泣いた。
佐木山君、どうしたの?
なぜ、こんな事を綾華にするの?
私は、暫くして
「綾華、帰ろう?」
「でも、大空が。」
「携帯は、繋がらないなら
置き手紙をしておこう。
そしたら、綾華がいたのが
わかるから。」
と、言った。
『家に帰ります。
戻ったら連絡して
綾華』
と、書いて
メグに支えられて
自宅に帰った。
お母さんは、びっくりしていたが
メグに沢山、お礼をいってくれた。
メグは、
「ゆっくり寝なさいよ。」
って言って帰っていった。
その日も、大空からは
連絡はなかった。
次の日も次の日も
大空からは連絡なくて
段々と綾華は憔悴していった。
一週間たった時
大空の家に業者の人が来た。
「あの佐木山さん宅に何か?」
と、訊くと
「ああ、全て処分して下さい。と
依頼がありまして、なんだか
ここは、売りにでてるみたいですよ。」
と、言われた。
嘘っ‥‥‥と‥‥
道路が‥‥グニャリ‥‥となり‥‥
「おっ···おい····お嬢さん·····!!」
と、おじさんの声が聞こえたような。