明日の蒼の空
夏美さんとおやすみの挨拶を交わして、私も布団に入って横になった。
正直なところ、今日はすごく疲れた。
鋭気を養うために、しっかりと睡眠を取って、明日に備えなければいけないのに、夏美さんがりさちゃんに読み聞かせていた絵本の結末が気になってしまい、今夜もなかなか眠ることができない。
りさちゃんを起こさないように静かに起き上がり、夏美さんが眠ったのを確認した後、ダイニングの椅子に座って、こっそり絵本を読んでみた。
「ああ、また焦げちゃった」
ユキちゃんは何回焼いても上手に焼けず、とうとう頭に血が上ってしまい「なんだちみは! この野郎! この野郎! このコケコッコー野郎が!」と大声で叫びながら、三百八十個もの卵をフライパンで叩き割ってしまいました。
そのバチが当たったのか、ユキちゃんの顔は、フライパンのように平べったくなってしまいました。
「こんな顔じゃあ、お嫁にいけないよう。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
ユキちゃんは鏡に映った自分の顔を見て、しくしくと泣き続けました。今さら後悔しても遅いのです。
食べ物や飲み物を粗末にすると、ユキちゃんのような無残な姿になってしまいます。
地上の世界では、戦争や貧困により、貧しい生活を強いられ、お腹を空かしている子供たちが大勢いるのです。
絶対に食べ物も飲み物も粗末にしてはいけません。
毎日毎日、いろんな物を食べられて、いろんな物を飲めることに感謝しましょう。
この世界ならではの絵本を読んで、私は心を強く打たれた。食べ物も飲み物も他のどんな物でも、今以上に大切にしようと思った。
正直なところ、今日はすごく疲れた。
鋭気を養うために、しっかりと睡眠を取って、明日に備えなければいけないのに、夏美さんがりさちゃんに読み聞かせていた絵本の結末が気になってしまい、今夜もなかなか眠ることができない。
りさちゃんを起こさないように静かに起き上がり、夏美さんが眠ったのを確認した後、ダイニングの椅子に座って、こっそり絵本を読んでみた。
「ああ、また焦げちゃった」
ユキちゃんは何回焼いても上手に焼けず、とうとう頭に血が上ってしまい「なんだちみは! この野郎! この野郎! このコケコッコー野郎が!」と大声で叫びながら、三百八十個もの卵をフライパンで叩き割ってしまいました。
そのバチが当たったのか、ユキちゃんの顔は、フライパンのように平べったくなってしまいました。
「こんな顔じゃあ、お嫁にいけないよう。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
ユキちゃんは鏡に映った自分の顔を見て、しくしくと泣き続けました。今さら後悔しても遅いのです。
食べ物や飲み物を粗末にすると、ユキちゃんのような無残な姿になってしまいます。
地上の世界では、戦争や貧困により、貧しい生活を強いられ、お腹を空かしている子供たちが大勢いるのです。
絶対に食べ物も飲み物も粗末にしてはいけません。
毎日毎日、いろんな物を食べられて、いろんな物を飲めることに感謝しましょう。
この世界ならではの絵本を読んで、私は心を強く打たれた。食べ物も飲み物も他のどんな物でも、今以上に大切にしようと思った。