明日の蒼の空
朝食の席で、夏美さんと話し合い、ちひろさんが誰と会うのか確かめるため、夕食を食べた後、三人で地上の世界に降りてみようということになった。
夏美さんはいつもの時間に出勤していき、私はりさをこども園に送り届けた。
みんなのひまわり憩い食堂の真上に、今日のランチの絵とランチメニューの文字を描いて、賄い食をいただき、黙々と食器を洗った。
菓絵さんと世間話をした後、りさをお迎えに行って、東ひまわり公園で遊び、日が沈む前に家に帰った。
今日は早めに夕食を済ませて、七時過ぎに、三人で地上の世界に降りた。
ちひろさんは……居酒屋さんらしきお店の中にいた。
半個室の座敷席。壁にキャメル色のダウンコートと黒色のダウンジャケットが掛けられていて、向かいの席に、スーツ姿の若い男性が座っている。
あのお兄さん、知ってる? 夏美さんの質問に、りさは知らない。と答えた。
りさをお母さんの隣に座らせて、夏美さんと私はテーブルの脇に立ち、料理やお酒を運んでくる店員さんの邪魔にならないようにしながら、二人の会話に耳を傾けた。
ちひろさんは、向かいの席に座っているスーツ姿の若い男性のことを、だいすけくん。と呼んでいる。どうやらこの人が、ちひろさんの高校時代の同級生のよう。
会話の内容から察すると、ちひろさんとだいすけさんは、りさのお通夜の時に再会を果たし、何度か電話でやり取りをして、現在に至っている模様。
夏美さんはいつもの時間に出勤していき、私はりさをこども園に送り届けた。
みんなのひまわり憩い食堂の真上に、今日のランチの絵とランチメニューの文字を描いて、賄い食をいただき、黙々と食器を洗った。
菓絵さんと世間話をした後、りさをお迎えに行って、東ひまわり公園で遊び、日が沈む前に家に帰った。
今日は早めに夕食を済ませて、七時過ぎに、三人で地上の世界に降りた。
ちひろさんは……居酒屋さんらしきお店の中にいた。
半個室の座敷席。壁にキャメル色のダウンコートと黒色のダウンジャケットが掛けられていて、向かいの席に、スーツ姿の若い男性が座っている。
あのお兄さん、知ってる? 夏美さんの質問に、りさは知らない。と答えた。
りさをお母さんの隣に座らせて、夏美さんと私はテーブルの脇に立ち、料理やお酒を運んでくる店員さんの邪魔にならないようにしながら、二人の会話に耳を傾けた。
ちひろさんは、向かいの席に座っているスーツ姿の若い男性のことを、だいすけくん。と呼んでいる。どうやらこの人が、ちひろさんの高校時代の同級生のよう。
会話の内容から察すると、ちひろさんとだいすけさんは、りさのお通夜の時に再会を果たし、何度か電話でやり取りをして、現在に至っている模様。