明日の蒼の空
 日曜日の朝、いつもより早めに朝食を済ませて、七時半に三人で地上の世界に降りた。

 雲ひとつない青空が広がっている。風も穏やかで、今日は絶好のデート日和。

 あたしもデートしたいな。夏美さんがぽつりとつぶやいた。その気持ちはわかります。

 ゲートの前で待っていたところ、先にちひろさんがやって来た。

 お弁当を作って持ってきたのだろうか。小麦色のかごバッグを持っている。

 それから数分後に、だいすけさんもやって来た。

 二人は笑顔で挨拶を交わし、チケット売り場でチケットを購入して、ゲートをくぐって園内に入っていった。

 夏美さんと私とりさは、係員のお姉さんに頭を下げて、ゲートを飛び越えて園内に入った。
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