明日の蒼の空
起きてからすぐに夏美さんの様子を見に行こうとしたら、珍しく部屋のドアが閉まっていた。
ものすごく心配だけど、昨夜のことがあるので、勝手にドアを開けるわけにはいかない。
「夏美さん、おはようございます。大丈夫ですか?」
ドア越しに声を掛けて、しばらく待ってみた。
返事は何も返ってこない。物音も何もしない。起きているのか、まだ眠っているのか、わからない。
こういうときは、どうすればいいのか。ドアの前に立ったまま、考えていたところ、りさが起きてきた。
「夏美お母さん、大丈夫かな」
りさも心配している。
今はどんな言葉を掛けても、夏美さんは部屋から出てこない。そう私は判断して、しばらくそっとしておいてあげることにした。
なるべく物音を立てないように、静かに朝食を作り、りさと二人で食べた。
夏美さんのいない食卓は、メインディッシュのない料理のよう。
新生姜の甘酢漬けも納豆かけご飯もお味噌汁も、味気なく感じられる。
ものすごく心配だけど、昨夜のことがあるので、勝手にドアを開けるわけにはいかない。
「夏美さん、おはようございます。大丈夫ですか?」
ドア越しに声を掛けて、しばらく待ってみた。
返事は何も返ってこない。物音も何もしない。起きているのか、まだ眠っているのか、わからない。
こういうときは、どうすればいいのか。ドアの前に立ったまま、考えていたところ、りさが起きてきた。
「夏美お母さん、大丈夫かな」
りさも心配している。
今はどんな言葉を掛けても、夏美さんは部屋から出てこない。そう私は判断して、しばらくそっとしておいてあげることにした。
なるべく物音を立てないように、静かに朝食を作り、りさと二人で食べた。
夏美さんのいない食卓は、メインディッシュのない料理のよう。
新生姜の甘酢漬けも納豆かけご飯もお味噌汁も、味気なく感じられる。