明日の蒼の空
　待ちに待った家族旅行、初日の朝を迎えた。

　幸いなことに、天気は晴れ。

　今日も真っ白い大きな雲が浮かんでいて、夏の日差しが照りつけている。

　昨夜は、いつもより早めに就寝したので、頭はスッキリしている。体の調子も良好。



　昨日のうちに準備しておいた荷物をチェックして、旅行用にいただいた新しいＴシャツに着替えた。

　私は簡易トイレの入った大型のリュックサックを背負って、りさはお菓子の入ったリュックサックを背負った

　夏美さんはテントの入った大型のリュックサックを背負い、クーラーボックスを持った。

「それじゃあ、出発しましょう！」
　夏美さんの元気な掛け声により、私とりさは旅行用のおにゅーの運動靴を履いて家を飛び出した。

　ご近所さんに、出発の挨拶をして、家の近所の停留所から、馬車に乗り込んだ。「家族旅行ですか。いいですねえ。気をつけて、いってらっしゃいませ」

　東ひまわり駅の停留所で降りて、みんなのお店に入り、お弁当と飲み物とアイスと氷をいただいた。

　私とりさは、牛乳とコーヒー牛乳。夏美さんは、缶ビール。クーラーボックスに氷を敷き詰めて、アイスと飲み物を冷やした。
< 227 / 315 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop