明日の蒼の空
三番ホームから、虹色りんどうが丘行きという電車に乗った。
我が家は空いている四人席に座り、車窓からの景色を楽しみながら、アイスとお菓子を食べた。
南空中央という大きな駅でまた乗り換えて、車窓の外が薄暗くなってからも、電車に乗り続けた。
「今日は、この駅までね」
そよ風茶畑という小さな駅で降りて、駅前の古びた旅館に入った。
三年前の夏に、この町に来たことがあるという夏美さんの話によると、ここから先は宿泊施設もスーパーもレストランも何もないとのこと。
部屋に荷物を置いて、少し休憩した後、三人で外に出て、旅館近くのスーパーに入った。
ここから旅行の目的地までは、往復で約一日。本当に何もないところに、丸一日滞在するとのことなので、二日分の食料とお水と麦茶と牛乳とビールと氷をいただいた。
旅館に戻り、荷物を整理して、浴衣に着替えて温泉に入った。
古びた食堂で夕食をご馳走になり、部屋に戻って布団を敷いて、三人で枕投げをした。
りさは長時間の移動に疲れたようで、枕投げをしている途中で眠ってしまった。
夏美さんがりさの体にタオルケットを掛けた。
「明日の朝も早いから、あたしたちも休みましょうか」
「はい。明日の出発時間は、何時なんですか?」
「六時よ」
「え、そんなに早いんですか?」
「うん。明日は五時半起きね」
次の駅まで、三時間ほど、歩かなければいけないとのことで、六時に出発しないと、次に乗る電車の時間に間に合わないという。
まだ十時前だけど、夏美さんが目覚まし時計をセットして床に就いたので、私も布団に入って横になった。
我が家は空いている四人席に座り、車窓からの景色を楽しみながら、アイスとお菓子を食べた。
南空中央という大きな駅でまた乗り換えて、車窓の外が薄暗くなってからも、電車に乗り続けた。
「今日は、この駅までね」
そよ風茶畑という小さな駅で降りて、駅前の古びた旅館に入った。
三年前の夏に、この町に来たことがあるという夏美さんの話によると、ここから先は宿泊施設もスーパーもレストランも何もないとのこと。
部屋に荷物を置いて、少し休憩した後、三人で外に出て、旅館近くのスーパーに入った。
ここから旅行の目的地までは、往復で約一日。本当に何もないところに、丸一日滞在するとのことなので、二日分の食料とお水と麦茶と牛乳とビールと氷をいただいた。
旅館に戻り、荷物を整理して、浴衣に着替えて温泉に入った。
古びた食堂で夕食をご馳走になり、部屋に戻って布団を敷いて、三人で枕投げをした。
りさは長時間の移動に疲れたようで、枕投げをしている途中で眠ってしまった。
夏美さんがりさの体にタオルケットを掛けた。
「明日の朝も早いから、あたしたちも休みましょうか」
「はい。明日の出発時間は、何時なんですか?」
「六時よ」
「え、そんなに早いんですか?」
「うん。明日は五時半起きね」
次の駅まで、三時間ほど、歩かなければいけないとのことで、六時に出発しないと、次に乗る電車の時間に間に合わないという。
まだ十時前だけど、夏美さんが目覚まし時計をセットして床に就いたので、私も布団に入って横になった。