明日の蒼の空
家族旅行、二日目も朝から晴れ。
窓の外はピンク色に染まっている。
お世話になった旅館のおばさんにお礼を言って、重たいリュックサックを背負い、我が家は六時に出発した。
夏美さんを先頭に、りさの歩くペースに合わせて、休憩を挟みながら、茶畑が広がるのどかな田舎道を一時間半ほど歩いた。
「ここで朝ご飯にしましょう」
大きな樹の木陰に座って、朝食のおむすびを食べた。
青空の下で食べるおむすびが美味しいのは、なぜだろう。
簡易トイレで用を済ませて、十分ほど休憩してから出発した。
夏美さんの後に続いて、いろんな種類の鳥のさえずりがこだまする森を抜けると、一気に視界が開けた。
百八十度、見渡す限り、緑の草原。
さわやかな風に吹かれて、長い草が気持ち良さそうになびいている。
「この草原の中に駅があるからね。もう少しだから、頑張って歩きましょうか」
夏美さんはそう言うと、草原の中の一本の道を歩き始めた。
私とりさは、夏美さんの後に続いた。
タオルで顔の汗を拭きながら、りさの背中を押しながら、真っ直ぐに続いている、一本の道を進んでいくと、駅らしきものが見えてきた。
「あれが駅なんですか?」
「そうよ。知る人ぞ知る秘境駅ね」
嬉しそうな顔で教えてくれた夏美さんが駅に向かって走り始めた。
「あともうちょっとだから、頑張ろうか」
「うん」
私とりさも駅に向かって走り始めた。
窓の外はピンク色に染まっている。
お世話になった旅館のおばさんにお礼を言って、重たいリュックサックを背負い、我が家は六時に出発した。
夏美さんを先頭に、りさの歩くペースに合わせて、休憩を挟みながら、茶畑が広がるのどかな田舎道を一時間半ほど歩いた。
「ここで朝ご飯にしましょう」
大きな樹の木陰に座って、朝食のおむすびを食べた。
青空の下で食べるおむすびが美味しいのは、なぜだろう。
簡易トイレで用を済ませて、十分ほど休憩してから出発した。
夏美さんの後に続いて、いろんな種類の鳥のさえずりがこだまする森を抜けると、一気に視界が開けた。
百八十度、見渡す限り、緑の草原。
さわやかな風に吹かれて、長い草が気持ち良さそうになびいている。
「この草原の中に駅があるからね。もう少しだから、頑張って歩きましょうか」
夏美さんはそう言うと、草原の中の一本の道を歩き始めた。
私とりさは、夏美さんの後に続いた。
タオルで顔の汗を拭きながら、りさの背中を押しながら、真っ直ぐに続いている、一本の道を進んでいくと、駅らしきものが見えてきた。
「あれが駅なんですか?」
「そうよ。知る人ぞ知る秘境駅ね」
嬉しそうな顔で教えてくれた夏美さんが駅に向かって走り始めた。
「あともうちょっとだから、頑張ろうか」
「うん」
私とりさも駅に向かって走り始めた。