明日の蒼の空
 夏美さんも海に入り、夕方まで海水浴を楽しんだ。

 家族三人で砂浜に座り、水平線に沈んでいく真っ赤な夕日を眺めた。

 水着から服に着替えて、ベンチの横にテントを張っているうちに、夜空は無数の星で埋め尽くされていた。

 ダイヤモンドのような明るい星が数え切れないほど見える。

 いろんな色の流れ星が水平線の彼方に落ちていく。

 夜空が明るすぎるので、灯りは必要ない。

 夕食の特大メロンパンを食べながら、次は何色の流れ星が落ちてくるのかを当てるゲームをして楽しんだ。

「次は水色だよ!」
 りさは感が鋭いのか、かなりの確立で当てている。
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